F1コースを低速で駆け抜けて

モナコ。ブルジョワジーの溜まり場。のイメージそのままに高級車がどっかどっかと並んでいる。そしてモナコに入るなり俄然テンションを上げて運転し始めたのはマオさん。車好きにはたまらないのだろう。

キョンシー好きの僕が台湾のキョンシーロケ地などに行こうものなら、そこでテンテンに会おうものなら・・・と自分に置き換えるとその上がりようは想像に難くない。

晴れてマオさん念願のF1コースを運転する我々。こんな狭苦しい場所で壮絶なレースを繰り広げていたのかレーサー達は。頭文字D風にトランス爆音でかけながら走りたいところだが、そのような音楽は持ち合わせていなかった上に、バスなどが普通に走っているものだから、低速も低速だ。

「もう一周かみしめていいっすか?」とマオさん。好きなだけ駆け抜けてください。最終的に三周したところでノブさんに交代し、さらに二周。ボクは後部座席で景色を眺めているだけでお腹いっぱいになれたので、これにてF1コースは終了。

全体的に、年配の方々が多い印象モナコ。皆湯水のように金を使って生きているのか。そうなのか。

何をするにもお高くとまっちまいそうなので、これにてモナコも終了。

い、一時間程の滞在、果たしてこれを「モナコに行ってきた」と呼べるのだろうか。そしてわざわざ一カ国分のスペースを割いて日記を書く必要があったのだろうか。


南フランス日記

モナコ(2009年8月9日)